2024年2月第1週
覚醒剤取締法違反の女(令和(わ)1334号)
初心者向け覚醒剤案件
傍聴初心者におすすめなのは覚醒剤・薬物事件。
テレビで報道される薬物事件は、芸能人やスポーツ選手といった有名人ばかり。
「どうしてあの人が薬物なんかに!?」
「仕事のプレッシャーに負けて、ついつい薬に手を出してしまった」
といった内容だ。
しかし現実に薬で捕まる人間の99.99%は底辺中の底辺ばかり。
その底辺の人間を見るのが薬物裁判である。
動物園に行く感覚で傍聴しましょう
被告のプロフィール
被告は女性。
女性の名前と生年月日、住所等を本人が読上げ。
髪を染めていてジャージ姿、顔はマスクをしている。
マスクしていてよくわからなかったけど、見た目で20代前半かなあと思ってたら40歳だったw
その後、検察官より経歴が読み上げられる。
どうやら15歳の時に初めて覚醒剤で逮捕される。
その後17歳の時に二度目の逮捕で少年院送り。
その後も何度も覚醒剤で捕まっている。
仕事は無職。
女には二度の離婚歴があり、現在内縁の夫と同居中。
今回ももうこの時点で底辺だなあって感じ。
近所に住んでいてもあまり関わりたくない。
通報のきっかけ
今回逮捕のきっかけは内縁の夫からの通報。
被告女は前夫とも関係が切れておらず、今も関係が続いていた。
被告女は前夫とキメセク(覚醒剤を打ってセックスすること)しようと思って隠してもっていたらしい。
「この覚醒剤はなんだ?」「これを持ってまだ前の男と会ってるのか」「ゆるさん!」
怒った内縁の現夫が通報した。
いや、まずは覚醒剤を使ってる時点で怒れよ?
それから特に触れらていなかったが、話の流れから被告女が普段から覚醒剤を使っていることを現内縁夫は黙認していたみたいだ。
なんかもう感覚がいろいろおかしい。
こちらの頭が変になりそうな感じだった。
愛宕神社放火事件
これはニュースにもなった
放火の動機など
少年(19)なので名前などは読み上げられない。
犯行の理由、動機は
「(大きな)火を見るのが好き」「世間の注目を浴びたかった」
って言ってるんだけど本当かな?
普通すぎてなんか警察の作文ぽい。
「とにかく大きな火が見たくて神社に火をつけた」
「人を殺すのは本意ではないので人気の少ない神社を選んだ」
なあんか動機がありふれてるというか単純なんだなあ。
まあ実際放火なんてやった本人も何で火をつけたかったのかなんて説明できないもんなのかもしれない。
「小学校の頃、友だちの家で焚き火をして大きな火を見て興奮した」
ほうほう。これはなかなかおもしろいぞ。
それで放火魔になったわけか。
時限着火装置はネットで調べて、ホワイトガソリンとバーナーを使ったものを自作した。
ホワイトガソリンなんてものを初めて知った。
キャンプとかで使われる燃料か。
インドア派なので知らなかった。