千葉船橋18歳少女生き埋め殺害事件
「こんなのもう嫌だーーーー」
刑務所内の工場作業中、子どもが駄々をこねるように床に座り込み、泣き崩れる受刑者がいた。
受刑者の名前は湯浅成美。
成人してるとはいえまだ20代前半、あどけなさが残る少女と言ったほうがいいかもしれない。
18歳1ヶ月の若さで強盗殺人犯になってしまい、無期懲役つまり一生刑務所から出られなくなってしまった。
成美は、被害者に数十万のお金と大切な中学の卒業アルバムを借りパクされた。
「許さない、殺してやる」
そうは言ったが元は親友。
もちろん本当に殺す気なんてなかった。
だが協力を頼んだ男が悪かった。
いや、正確には男が子分にしている知的障害ギリギリの男が悪かった。
この知障ギリ男が、知らない間に勝手に被害者を殺してしまったのだ。
「なのになぜわたしが強盗殺人犯の主犯になるの?」
よくわからないまま逮捕され、事件から4年後の2019年6月裁判で成美の無期懲役が確定した。
関係者リスト
湯浅成美(事件首謀者)
今回の事件の首謀者。
犯行当時(2015年4月19日)18歳1ヶ月の未成年で、日本の犯罪史上最年少の無期懲役者。
高校中退のマイルドヤンキーギャル。
現在27歳。18歳の若さで一生刑務所から出られないという絶望の人生を送る。
強盗殺人で無期懲役の判決を受ける。
井出裕輝(セフレ)
成美のセフレ。
成美にいいところを見せようとして事件に積極的に参加。
強盗殺人で無期懲役になる。
中野翔太(パシリ)
井出のパシリ。
軽度の知的障害がある、いわゆる境界知能のギリ健。
見張りをしていたときに被害者に騒がれてパニクってしまい、そのまま土をかけて埋め殺してしまった殺害の実行犯。
記者の取材で「もし3人の中で自分の罪が一番重かったら納得できない」とトンチンカンなことを言う。
強盗殺人で無期懲役になる。
少年A(元カレ)
事件犯行当時未成年17歳。成美の元カレ。
18歳以下ということと金を受け取っていないことで強盗殺人には問われず、逮捕・監禁罪だけで家裁送致で済む。
野口愛永(まなえ)(被害者)
事件の被害者。
成美の中学時代の同級生。
県立船橋古和釜高校(偏差値40)中退。
ホストクラブにハマり、風俗店(デリヘル・キャンパスサミット船橋店)で働くようになる。
さらに成美からお金、服、そして中学の卒業アルバムを借りパク。
成美を怒らせてしまい殺害される。
事件の概要
事件の流れ
事件が起こったのは2015年4月19日夜。
愛永(被害少女)は、成美とは中学からの同級生で、一時同居するなど仲が良かったが、ホストクラブにハマり、お金を稼ぐために風俗店で働くことにした。
その時身分証明書のない愛永は、成美の中学の卒業アルバムを借りたまま返さなかった。
それ以外にも成美から金(10万から数十万円)や服を借りパクしたままホストクラブに通っていた。
再三、これらを返すようにLINEを送ったが愛永はガン無視。
これにキレた成美が男友だちの井出、中野にシメてくれと依頼した。
愛永がホストクラブから帰るところを車で拉致。
車内では「これからお前を殺す」と脅し、泣いて赦しを乞う愛永に根性焼きを行ったり、レイプが行われた(男3人のうち何人が参加したかは不明)
井出の親族の畑に到着すると、前日から掘っておいた穴の中に愛永を入れ、体半分まで土に埋めた。
ここで中野に見張りを命じ、残り三人は現場から少し離れる。
この時本当に殺されると恐怖した愛永は大声を出して助けを求めた。
周辺民家にその悲鳴が聞こえるのではと、中野がパニックを起こし、焦って愛永に土をかけて本当に生き埋めにしてしまった。
もしこの時、見張りが中野一人でなければ状況は大きく変わって、被害者が死ぬことはなかったかもしれない。
成美らが戻った頃には完全に埋められており、成美は上から土を踏んで固めた。
愛永から奪った財布から成美が1万円、井出と中野が2千円ずつ受け取った。
井出は「これだけやってたった2千円かよ」と不満漏らしたという。
翌日、成美は友人らに電話をかけ「あいつ(永愛)殺したから」「タバコを押し当てたらサカナみたいに飛び跳ねていた」と自慢げに話していた。
「警察には言わないでね(笑)」などと言っていたが、通報されてあえなく全員逮捕される。
裁判
成美ら3人は強盗殺人罪で起訴される。
日本の刑法では、人を殺して金を奪れば、金額の多寡に関係なく強盗殺人となり、判決は死刑か無期懲役しかない。
しかし裁判で成美は反省の態度を示さず
「10年ぐらいで出所してネイルサロンを開きたい」「出所してネイルサロン開業したら一番になる自信あり。必ず頂点をとる」と夢を語り
「殺害した日は殺害するために仕事を休んだ。休業保証としての1万だから強盗にあたらない」と主張。
家族も家族で、無期以上しかない強盗殺人罪で「何がなんでも更正させるから執行猶予を希望します」と姉が訴えた。
遺族からは「死刑を求めます」と言われ、裁判長からも「目が飛び出るぐらいの厳しい量刑になりますよ」と言われたが「はぁ?私そういう脅しは効かないんで」と悪態をついた。
こうして成美には日本の刑法史上最年少(18歳1ヶ月)で無期懲役判決が下された。
成美の現在
栃木刑務所に服役している可能性が高い
こうして成美は無期懲役となってしまった。
いまもTwitter(@ns2d__15)にはアカウントが残っており、青春を謳歌していた18歳当時の成美のつぶやきや写真が見られる。
もちろん事件後更新は止まっており、さらに元の友人全員からフォローを切られている。
現在成美をフォローしているのは事件後に成美のことを知った者ばかりと思われる。
その成美はどこの刑務所に服役してるのか?
当初は成美は、女性凶悪犯が多く収監されている和歌山刑務所にいると噂されていた。
そこで5ちゃんねるスレの住人が成美宛に和歌山刑務所に手紙を出したが、該当人物なしで返送されてきた。
その住人は成美の行方を探るため、さらに全国の女性刑務所に手紙を出したところ、栃木刑務所以外は該当人物なしで返送されてきた。
それにより成美は現在栃木刑務所に服役している可能性が極めて高いことがわかった。
そして成美のX(旧Twitter)に残る最後のつぶやきが、まるで刑務所にいる現在の心境のつぶやきのようだ。
無期懲役で仮釈放される可能性はほぼ0
昭和の時代なら無期懲役でも真面目につとめれば10数年で仮釈放ということがありえたが、2000年以降は厳罰化が進んでおり、30年経ってようやく仮出所の申請ができることになっている。
が、実際に無期懲役囚の仮釈放が認められる可能性は1%未満といわれている。
その釈放されるのは服役態度や年数は関係なく、高齢による痴呆や認知症で、厄介払いのように仮出所が認められるというのが実情だ。
つまり無期懲役は事実上の終身刑であり、成美は18歳から死ぬまで牢屋の中でその人生を送ることになる。
青春真っ盛りの18歳から、特に病気などなければ50年以上はあるであろう残りの人生を刑務所の中ですごすことになった。
成人式に出られず、今後は恋愛も結婚もできない、メイクもオシャレもショッピングも旅行もできない。
あんなに好きだったバイクでのツーリングも、スマホでSNSもできない。
風呂でさえ毎日入ることができない。
18歳の少女の残りの人生全てが牢屋の中での刑務作業だけの生活となった。
刑務所の工場での作業中、そんな絶望しかない自分の未来が頭によぎったとき、成美は作業をやめ
「こんなのもう嫌だーーーーー」
と子どもが駄々をこねるように床に座り込んで泣き出した。
夜になるとふとんの中で
「神様……私を早くここから出してください」
と泣きながらお祈りを続け、またあるときは狂ったように叫びながら
「私より悪い奴らの情報教えるからここから出してーーーー」
と鉄の扉を叩き続けている。(いずれも自称「成美と同じ刑務所にいた受刑者たち」からの情報)
学校やバイトなら、18歳の女の子のわがままを聞き入れてくれるだろう。
だが刑務所はそうはいかない。
どんなに泣いてお願いしても、成美はもう牢屋から一生出られないのだ。
事件を振りかえって
マウントの取り合い
ヤンキー仲間同士の中でもマウントの取り合い、カーストの上下はある。
成美はその中のかなり下のポジションであったのではないだろうか。
そもそも借りパクされる、LINEをガン無視されるというのは軽く見られていたにちがいない。
そんな成美は仲間内でのポジションアップがしたくて必要以上にイキがった。
最初は愛永に対してビビらせて自分の方が上だと示すだけだったと思う。
ところが自分がいない時に中野が勝手に埋めて本当に愛永を殺してしまった。
このため成美は自分は何もしてないから罪は無いと思ってしまったのではないだろうか?
事件の後、成美は友人らに自慢げに「あいつ殺したから」と言ってまわった。
これは、本当は自分は現場にもいなかったが、仲間内でのポジションアップのため「私を舐めんじゃないぜ」というアピールをしたかったのではないか。
全員、罪の意識が薄かった
成美「中野のバカが勝手に埋めた。私はその場にもいなかった。1万円は貸していたお金を返してもらっただけ。私は無罪」
井出「中野のバカが勝手に埋めた。オレは運転手をしただけ。金もガソリン代2000円しかもらっていない。したがって無罪」
中野「オレはただのパシリ。この子(愛永)とは何の関係もない。殺したんじゃない、土をかけただけ。なので無罪」
3人が3人とも自分に罪はほとんど無いと思っていた。
だから平気で事件を自慢したのであると推測する。
被害者と加害者、ボタンのかけ違いが悲劇を生んだ
ほんの少し何かが違ったらこうはならなかった。
もし成美たちが現場を離れなかったら。
中野を1人にしなかったら。
被害者が死ぬことはなかったかもしれない。
わずかなお金を盗らなかったら強盗罪にならなかった。
ちょっと脅してヤキを入れる、よくあるヤンキー同士のケンカで済んでいたかもしれない。
だが強盗殺人罪が成立し、シャバでの楽しかった成美の人生は18年で終わった。
成美はもう一生檻から出られることはないのだ。
成美、仮釈放の日
2067年3月。
成美70歳の誕生日、ついに仮釈放の日がやってきた。
所長から仮釈放が言い渡され、50年前に預けた私物が返却された。
成美が真っ先に手に取ったのはスマホだった。
「願います。充電してもらっていいですか」
「『願います』はもういいですよ笑」
コンセントにUSBケーブルをつないで充電を開始してくれた。
「へえ。昔はコンセントから充電していたんですね」
若い所員たちが物珍しそうに覗き込む。
10分もしないうちにスマホが起動した。
液晶は奇跡的に生きていた。が、圏外と表示された。
電波は今や10Gが主流。
成美のスマホは4Gまでしか対応していなかった。
待受画面には52年前の笑顔の成美の姿があった。
「会いたかったよ、18歳の私」
成美の目から大粒の涙がこぼれた。Fin
千葉 船橋18歳少女生き埋め殺害事件 生き埋め2(5ちゃんねる)より
226 :名無しさん@お腹いっぱい。:2021/03/31(水) 23:46:28.25 ID:???
758 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2021/03/31(水) 17:51:54.87 ID:70WHmhzu
そのバイト先のおばちゃんは覚醒剤で何回も和歌山刑務所に出たり入ったり。今はポスティング係をポスティング先の団地に送迎する係。でも足のくるぶしに注射みたいな跡が最近もあって まだやってるはずとか職場でいわれてる。
おばちゃんは和歌山刑務所の中の工場で車のシートカバーや便座カバーを縫ってたみたいだけど同じ工場にその死ぬまで出られない女もいて、作業中に突然こんなのもう嫌だ~とか言って泣き出してこどもがダダこねるみたいに座りこんで動かなくなる あと縫い目を直す編み物棒みたいのをのどに刺して死のうとしたり
暗いキャラで同じ部屋の人達は精神的に参ってるみたい
夜泣くらしいし。
196 2 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 Mail:sage 投稿日:2021/03/31(水) 19:52:20.87 ID:???
>>195
井出から『埋めろ』とか『殺せ』という指示はなかったんですよ
被害者の人が穴の中で泣き出したんで、焦ってしまい、何も考えられなくなって……とにかく、なんとかしようと砂をかけてしまったんです
http://jerseymilky.com/blog/2018/12/14/
このサイトの4ページ目に乗ってる井出と中野は殺す気は無かった
(※今はリンク切れ)
別参考記事:「殺さないで…」千葉18歳少女生き埋め殺人の実行犯・中野翔太(22)と面会! 刑確定前に明かした“ズレた本音”と障害の真実とは?
成美Twitter(@ns2d__15)
千葉 船橋18歳少女生き埋め殺害事件 生き埋め1(5ちゃんねる)
千葉 船橋18歳少女生き埋め殺害事件 生き埋め2(5ちゃんねる)
生き埋めの可能性も 4容疑者、謝罪の言葉なし 船橋18歳女性殺人