AI小説

【AI小説】アプリが選んだお相手は従兄弟のナオ君

禁断の従兄弟同士の恋

従兄弟同士でマッチングされるなんて

私の名前は久美子。

38歳、バツイチで今は独身です。

早くに父を亡くし、母に女て一つで育ててもらいました。

その母が去年他界して、もともと一人っ子で子どももいない私は、本当に一人ぼっちになってしまいました。

数年前までは再婚なんて考えたこともありませんでしたが、あとはこのまま寂しく一人で老いていくんだと考えると、だんだんその孤独感に耐えられなくなってきました。

まさかこの歳になって、私がマッチングアプリで出会いを求めるなんて思いもしませんでした。

その日、私はアプリで知り合った男性と会う約束をしていました。

彼のプロフィール写真は少しボカシが入っていましたが、それでも優しそうで穏やかな雰囲気の男性です。

そして私と趣味や嗜好が合いそうです。

何よりも私より少し年下ということで期待していました。

約束の時間ちょうどに待ち合わせの場所に着くと、相手の方はすでに到着されていました。

その相手の方の顔を見た瞬間、私は心臓が止まるんじゃないかと思うほど驚きました。

マッチングの相手はなんと従兄弟の尚文、ナオ君でした。

ナオ君は33歳。

私の従兄弟で、まだ結婚せず独身でいました。

「久美ネエ?久美ネエなの?」

私を見ると、ナオ君は驚いた顔をしながらも、すぐに笑顔を見せました。

「まさか、マッチングの相手が久美ネエなんて!」

私も内心動揺しながらも平静を装い、

「本当にすごい偶然ね。こんな形で出会うなんて」

笑顔で返しました。

私たちはとりあえず近くの居酒屋に入り、食事をすることになりました。

「かんぱーい」(二人)

「まさか従兄弟同士でマッチングされるなんて、おどろきね」

「どうする?このままオレたち、本当につきあっちゃう?」

「あはっ、従兄弟同士で?」

「えーーー、オレ久美ネエのこと、前からいいなと思ってたんだけどなあ」

「はいはい(笑)こんなバツイチじゃなくて、ナオくんに相応しいちゃんとした可愛い子見つけなさい」

従兄弟同士でつきあうなんて。

なおくんとつきあうなんて。

私はこの時はまだこれっぽっちも考えていませんでした。

やがて話題は子どもの頃の思い出話になりました。

ナオ君は子どもの頃から明るくて楽しい男の子でした。

「久美ネエ、夏休みに田舎のおばあちゃんの家に泊まった時、同じ布団で一緒に寝たの、おぼえてる?

久美ネエはもう中学生で、オッパイもふくらんでいたよね。

オレ、チラチラ見てたんだ。触りたいなあって思ってた。でも怒られるから本当には触らなかったけど」

「そんなの、ナオくんがまだ7つか8つのころでしょ。

子どもの頃にもうそんなこと考えていたの?あきれた子ね」

ナオ君は子どもの頃、私に憧れていたという話がどんどん出てきます。

ちょっと照れくさかったけどなんだか嬉しいものでした。

「高校の時だったかな。久美ネエに彼氏が出来たって聞いて、すごくショックだった」

「ああ、それはたしか同じ部活の子で、名前は……えーと、マサノリ君だったかな。私のファーストキスの相手」

そう言うと何故かふたりとも笑ってしまいました。

「ところで、このあとはどうする?久美ネエの予定は?」

とナオ君が訊いてきました。

「特にないけど……」

「じゃあ、もう少し飲みたい気分だ。もう1件行こう」

従兄弟同士で、まさか……ね

店を出るとナオ君は、私の手を握ってきました。

その瞬間、ちょっとドキッとしました。

「まさかナオ君と飲んで手を繋いで歩くなんて。まるで本当のデートみたい」

お酒が入っていたので、ちょっとはしゃいでしまいました。

私より5歳下といっても、お互いもう大人。

いえ、世間的にはいい歳をしたおじさんとおばさんですけどね。

そしてナオ君はわたしをグイグイと引っ張っていきます。

でもそちらの方向にはあまりお店はなかったように思います。

「ええっ!?」

と思った時にはすでにラブホの前でした。

動揺してると少し強めに腕を引っ張られ、建物の中に入りました。

まさか従兄弟とこんな場所に来るとは思ってもいませんでした。

後から思えば入口の前で、強く断るべきだったかもしれません。

でもナオ君の誘いを断る理由も見つかりませんでした。

部屋に入るとナオ君は、ソファーに座り私を隣に招きました。

私が隣に座るとすぐに距離を詰めてきました。

「ナオ君、近いっ、近いよぉ」

私は身をよじって距離を取ろうとしました。

でもそんなことはおかまいなしにナオ君は私に近づいてきます。

「久美ネエ、オレ子どもの頃からずっと久美ネエが好きだったんだ」

その言葉に、私は心が揺さぶられました。

「でも私たちは従兄弟同士なのよ。だからやめよ、こんなこと」

「従兄弟同士なら結婚できる。法律的にはなんの問題もないよ」

そしてナオ君は優しく私を抱きしめ、耳元で囁きました。

「久美ネエ……いや、久美子。君を抱きたい」

そういうとナオ君は強くわたしを抱きよせキスをしてきました。

私になついていた子どもの頃のナオ君。

大きくなって親戚のひとりだったナオ君。

彼をひとりの男として見たことは、今まで一度もなかったけど……

私は心を決めました。

今夜だけ……

今夜だけ従兄弟同士ということを忘れて、女として彼に抱かれよう。

「久美子!」「尚文さん……」

彼に抱きしめられ、心も体も溶けていくのを感じました。

従姉弟から男と女に

翌朝、目を覚ますとナオ君はもう起きていました。

ずっと私の寝顔を見ていたと言われました。

「あまり見ないでよ。こんなおばさんのスッピンなんか見ても嬉しくないでしょう」

「昨日おばあちゃんちに泊まった時のはなしをしたよね。あの時も早起きして久美ネエの寝顔を見てたんだ」

「またその話?恥ずかしいからやめてよ」

「久美ネエ、これからもずっと一緒にいたい。結婚したい。

オレ久美ネエのこと、幸せにする自信があるから」

「でもきっと叔父さんと叔母さんが反対するわ。こんな年上でバツイチの、それも従姉妹なんて」

「まだそんなこと言ってるの?オレは気にしないよ。オレは久美ネエが好きなんだ。

父さんや母さんがどんなに反対しても、オレは久美ネエと結婚する」

叔父叔母からお義父さんお義母さんに

後日、私は叔父さんたちに会いに行きました。

ナオ君は、ただ「結婚したい人がいるからつれてくる」とだけしか言ってなかったようです。

サプライズのつもりかもしれませんが、その相手が私だと知って叔父さんと叔母さんは驚くどころか、パニック状態になりました。

しばらくして落ち着くと

「まあ、二人がいいなら、それでいいんじゃない?」

「久美ちゃんなら、子どもの頃から知っているから安心ね」

そう言ってもらえて、私たちはホッとしました。

こうして親たちの理解を得て、私たちは正式に結婚することができました。(完)

YouTubeで朗読配信

朗読用に脚本を少し変えてあります。

あと年齢設定とかも少し変えてあります。

-AI小説